にせんじゅうさんねん
年の瀬になると、どうしても人間のしがらみ、というものを強く感じます。明日は親戚に顔をだす、明後日は誰それにあいさつしに行く云々。ちなみに、あいさつ、というのは群れに参加していなかった時間の空白を埋めるための一種の合図というか儀式というか、そうゆうものだそうです。あいさつをしないサルは群れから攻撃される。高校の春休みの宿題か何かに書いてあったような記憶があります。この前見たテレビ番組では、ディスカッションしているオーディエンスの一人がこう言っていました。人間の尊厳、その人のアイデンティティを攻撃する暴力行為は、それ以外の暴力行為よりも重い刑罰が科せられるべきだ。そうでなければ、尊厳・アイデンティティを重視していない動物と同列になってしまう。だいたいそんなことを言っていたと思います。僕らはサルと同じ行為をする、動物とは同列にされたくないなにかです。まあ、おまけは置いておいて。今年はまあ、第一歩としてはまあまあかな、というのが感想です。高校時代、顧問の先生が、よくお金について嘆いていたのが記憶に残っています。そのため、物品を雑に扱うと厳しくしかられます。艇をリガーにぶつける。グリップをコンクリートにつけてブレードを拭く。そんなことをしようものなら、ご機嫌はななめどころでは済まされなくなります。今では、その気持ちがよくわかります。大なり小なり、組織というのはお金を食います。ましてや生産力が皆無ならなおさらです。そして、状況の深刻さに拍車をかけるのが、マンパワーの不足です。特に、指導を与える側での人員不足が今後に影響するだろうと考えます。最初に僕は、手ごろに指導人員を確保するために、部員同士で技術だとか指導だとかを突き詰めていく形を考えました。中学時代、顧問の先生は未経験の人でした。(それでも熱心に指導してくれましたが・・・)けれども、剣道というのは練習毎(それこそ一セットごと)にお互いに顔を突き合わせて、さっきのフォームがどうのこうの、振りを早くするためにあーだこーだ。時々外部のコーチとか、他の学校に行ったときなんかを餌にして、組織内で回転させることができました。端的に、それを導入できないか、と考えたわけです。障害はありますが。それに加えて、(先輩と話し合った結果)OBの参加も狙おうということになりました。お金だけでなく(直接的に)口を出してもらおう、ということです。僕はそうとらえています。そんなこんな、他のいろいろな問題点を大雑把に丸めて、かなりアバウトなものを新人戦後に投げさせてもらいました。どうゆうレスポンスなのかを知りたいというのもありましたし。結果は満足のいくものではありませんでした。まあ、当然です。自分と他人の興味関心が一致する瞬間というのはめったにありません。僕が目指すのは20人体制です。二・三人来なかったら活動できない、というのは零細というか、倒産です。少数に”非常の努力”を期待するのは得策ではありません。いったいどこのシュリーフェン計画でしょう。第一軍はへとへとです。掲げている目標と違う、と思われるかもしれませんが、公約が県外移設だからと言って、県外移設以外はすべて一緒の愚策、ノーだというのは極論だと思うだけです。ちょうどニュースやってたもんで・・・。目標達成のための前段階のタームだと思ってください。まあ、ともかく、新人が入ってくるという時間の経過を待たなければいけないところが歯がゆいところです。去年と同じ成果が期待できる保証はありませんが。人は畑でとれません。単純に考えて、今年は上手くいきすぎた様に思えます。インカレもね。一次近似した時に、第一項が外部の変数ではただのおみくじです。だんだんろれつが回らなくなってきました。やはり一日に映画二本見るのは大変ですね。今読むと、かなり端折った感があります。年末のあいさつを書くはずが、どうしてこう。まあ、ただのあいさつよりも実りがあることを願って。
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