こんにちは!教育学部2年の植松心大です。

こんにちは!教育学部2年の植松心大です。

今回は「あと1分で600ユーロ」の話をしたいと思います。この先長くなるので気になる方のみお読みください。

私は2月にヨーロッパへ留学に行ってきました。見るもの全てが新鮮で楽しかったです。ただ、食事がじゃがいも天国で芋嫌いの私にとっては本当に苦痛でした。じゃがいも天国がなければヨーロッパに住みたいくらいです。

さて、本題の「あと1分で600ユーロ」です。これは帰りの飛行機でした。機材トラブルで5時間遅れで空港を出発。このままの遅れでいけばEUの規則で600ユーロの払い戻しがあるとのことでした。EUの規則では4時間以上遅れると600ユーロの払い戻しがあります。日本円で10万円!飛行機代がタダになるくらいです。こんな最高な話はない!そう思いながら11時間、ワクワクのフライトでした。ただ、雲行きが怪しくなったのは半分が経過したあたりです。一度起きて到着予想時刻を見たら20分くらい巻かれていました。これはまずいと思いながらも、もう一度寝てみると、次は5分。着々と巻かれています。残り1時間くらいの地点では50分ほど巻かれていました。ここでは「まだ10分ある!」と気持ちを強く持ちたいところでしたが、到着予想時刻が気になり、機内食の味はあまりしなかったです。ただ望みはあります。それは空港の前での旋回です。滑走路の順番待ちで旋回をすることがあります。「旋回をすれば4時間数分の遅れで到着するだろう」これだけを信じていました。しかし、予想に反して、飛行機は滑走路へ一直線。それもそのはず、乗客全員分の600ユーロ(日本円で1000万円くらい)を乗せた飛行機です。優先されるに決まってます。旋回に期待した自分にがっかりしました。飛行機には何度も乗っていますが、ちょっと怖い着陸でした。席にあるモニターで着陸の様子を見ていましたが、びっくりする角度で滑走路に向かい、機体が大きく左右に揺れ、着陸した瞬間に急ブレーキ。パイロットは600ユーロを阻止したいので、こうなるのも無理はありません。着陸した時点での遅れは3時間57分でした。ただ、飛行機は機体が完全に止まるまでがフライト時間なので、3分ほど空港内を走ってくれれば4時間の遅れになります。ですが、そんなことはありません。1000万円を乗せた飛行機をその辺でフラフラさせておくわけがないです。最短距離で止まりました。こちらも考えが甘かったです。結果は3時間59分の遅れ。あと1分で600ユーロでした。本当に残念すぎます。どこか損した気分で空港をあとにし、留学が終了しました。

でも、パイロットの方はロシアの領空に入らないスレスレを飛んだり、偏西風を利用したり、絶対にミスできない着陸を成功させたりと、乗客全員の600ユーロをかけたとんでもない緊張感の中のフライトだったと思うので、600ユーロ諦めはつきました。パイロットの方に600ユーロが渡ることを願っています。喉から手が出るほど欲しかったですが、、、

ここまで読んでくださったみなさんありがとうございました。

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