法政経学部1年の橋口まさはるです。
千葉大学法政経学部1年、橋口真明(はしぐちまさはる)です。19歳、宮崎大宮高校出身です。
自己紹介のあとに、自分の好きな話を二つさせていただきます。
これまで野球や水泳、卓球など、さまざまなスポーツに取り組んできました。また学業にも本気で向き合った時期がありました。けれど、どれも最後まで「やり切った」と胸を張れるものにはならず、どこか消化不良のような感覚が残っていました。
そんな経験から「もっと自分を鍛えたい」「妥協せずやり切れる環境に身を置きたい」と思い、ボート部を選びました。幸い戸田に住んでいるので、競技環境としては最高の場所に身を置けることも後押しになりました。この環境で出せる最高の結果を目指したいと思います。
ここからは自分の好きな話です。
デヴィッド・ゴギンズに関しての話
デヴィッド・ゴギンズは、元アメリカ海軍特殊部隊員で、数々の過酷な耐久レースやウルトラマラソンを完走してきた人物です。彼の真の強さは、身体能力だけでなく、自分を極限まで追い込み、痛みや弱さと真正面から向き合う覚悟と精神力にあります。
練習中に心が折れそうになる瞬間、つい逃げたくなることもありますが、そんなときに頭に浮かぶのは「ゴギンズならどうするか?」という問いです。彼の考え方の核は「限界を突破することでしか、本当の成長は得られない」というもの。
自分のボート練習に置き換えると、エルゴでの追い込み、オールでの技術習得、仲間との呼吸合わせの微調整…すべてが「逃げずにやり切る」ことでしか身につかないことだと気づかされます。ゴギンズは単なる憧れではなく、日々の自分の行動の基準になっています。
AIと地動説の話
人間はどうしても現状維持を望みがちです。安心できるもの、直感に沿うものに固執し、未知や変化を避ける心理は自然なことです。もちろん、それ自体は悪いことではありません。しかし、歴史を振り返ると、常識を疑い、突破することで初めて進歩が生まれる瞬間があるのも事実です。
かつて、人々は「地球が動いているはずがない」と信じ、地動説の考えを受け入れませんでした。しかし地動説は科学的証拠によって支持され、今では教科書に載る“常識”です。常識を破る勇気がなければ、世界は今も止まったままだったでしょう。
この感覚は、ボート部でのトレーニングにも通じます。仲間と挑む過酷なエルゴや水上での技術練習、通常では考えられないような追い込み…一見「非常識」に思える練習こそ、自分を強くし、限界を超える力を養うものです。未知や辛さから逃げず、挑戦する姿勢が成長を生むのです。
そして現代における「新しい地動説」がAIです。AIは単なるツールではなく、学び方、働き方、創造の方法そのものを大きく変えうる存在です。それにもかかわらず、「人間の頭で十分だ」「AIは危険だ」と否定する声もあります。もちろん慎重さや倫理的配慮は必要ですが、こうした反応には、歴史の地動説否定派と同じ心理が見え隠れします。未知への恐れ、既存の常識への固執です。
AIを活用すれば、膨大な時間をかけていた情報整理や分析、反復作業を効率化し、その分、新しい発想や戦略設計、創作活動に集中できます。否定派が恐れているのは「変化の速さ」や「自分の立場が揺らぐこと」ですが、歴史を振り返ると、挑戦を受け入れた人々だけが未来を切り拓いてきました。
二つの話に通じて言えることは「自分の中の常識に拘りすぎると望む結果は出せないかもしれない。」ということです。
これからもきつい練習が続くと思いますが、頭のネジを何本か外して常識外れな練習を繰り返しさ、自分自身が納得できる最高の結果を出せるように頑張りたいと思います。
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