””主将”” 羽賀直喜です。

新しく99代目主将となりました。工学部2年の羽賀直喜です。

自己紹介も兼ねて千葉大ボート部に入ってからの色々な話を書こうと思います。私は埼玉県の浦和高校というところでボートをしており、その縁で千葉大ボート部に入部しました。最初は大学でボートをする気など全くなく、なにか新しいスポーツでも始めようとしていました。ただ高校でインターハイに出場したため、大学でスポーツをやるからには全国的な活躍できるスポーツではないと嫌でした。とはいえボート部を見るだけ見に行こうということで見学には行きましたが、正直とてもじゃないがここでは全国は無理だなと思ってしまいました。候補としてはラグビーやラクロスかなと思っていましたがよくよく考えると千葉大に全国的に強い部活など存在しただろうか、そしたらスポーツは諦めてサークルにするか、など色々考え、かなり迷っていました。お台場のコースタルのイベントがあるよということで面白そうなので行ってみました。そのイベントで初めて監督に会い、体格を買われ君なら全国にいける。という言葉が強く響きました。監督も過去に実績を残していましたし、非常に信頼することができ、入部を決めました。ボート部に入ったものの弱小であることには変わりはありません。入部したての私の気持ちは自分が強くなって自分で成績を残せば良いというものでした。教える知識もなければ部活の中で一番の年下、シングルで結果を残すこと以外頭にありませんでした。シングルで結果を残すため練習に真面目に取り組み、順調にエルゴタイムも伸び、やはりシングルが良いという気持ちが強くなったときにインカレのクルー決めがありました。私はインカレの標準を切っていて、もう一人候補の三橋先輩は切れていませんでした。そこで羽賀のシングルでいくのか、三橋先輩とダブルでいくのかということになり私はかなり悩みました。ただエルゴは速かったものの技術面は全然ダメ、シングルでいっても散るだけだろうということでダブルになりました。(三橋先輩が大会までに標準を切れなかったらスピードコーチを羽賀にプレゼントという条件付き)

インカレ前に北海道合宿に行かせていただきそこで自分としてもクルーとしても大きく成長できました。そこで初めて高校の時のひどい漕ぎがだいぶ良くなったかと思います。合宿の勢いのままインカレにのぞみ、結局全体19位で終わりました。18位でC決勝進出ということでかなり悔しくはありましたが、ベストが7:13だったことと、三橋先輩のやりきった顔を見て達成感を得ました。全日本新人をシングルで挑み、そのための船もOBの方々に用意していただいて非常に感謝しています。ただ全日本新人は全くダメダメで、悔しい思いをしました。その後はランクアップで急成長し体もアスリートっぽくなり、ヴァーチャルエルゴで武田大作さんに僅差で勝つなどしてモチベをあげ、素晴らしい冬トレをすることができました。その結果3月の最後に6:30.1というエルゴタイムを出すことができました。このエルゴタイムを出したことはその後に大きく影響を与えました。6月には全日本出場、エルゴの標準を切っていることからシングルで全日本選手権に挑戦しました。結果はボロボロでしたが得るものは多くありました。その後に千葉県の国体代表に選ばれ、名のある方々からとても多くのことを学びました。練習会場の小見川まで車で送っていただいたのですがその間ずっとボートの話をしていてその時間は僕のボートのイメージを大きく変えてくれました。今までは力で船を進めるのだという意識だったのが、いかに楽して早く進むのかというものに変わり、またキャッチを早くする練習も教えてもらい、これが非常に大きかったです。(キャッチの練習は今でも一番お気に入りの練習です。)国体はフォアで関東ブロックの決勝まで行き、予選タイム的にも本戦に出れそうでしたが残念ながら逃してしましました。ただあのクルーで漕げたことは本当に良い機会になりました。次に自分を大きく変えたのは夏休みの同志社合宿です。非常にありがたいことに一週間同志社の艇庫に泊めてもらい、練習をしました。ここでひたすらに漕ぎ、キャッチの蹴り戻しを直したことで艇速が恐ろしく変わりました。国体で得た速いキャッチと、同志社で得た遠くから固定してするキャッチが合わさって当時はとんでもない技術を手に入れてしまった。と興奮していました。初めは受け入れてもらえるか心配だったこの合宿も最後はとても仲良くしていただいて、戸田で会うときは話をし個人的に食事もいける仲になりました。ボートで得た素晴らしい縁だと思います、大切にしたいです。インカレに向けてシングルを練習し、諏訪湖合宿にも行き、インカレ直前の2000タイムトライアルで名のある私立大にも勝ち、上位をとり、自信を持った状態でインカレに望みました。6:30のタイムはかなり速いことを分かっていたので、自分は体力があるし、タイムトライアルでも勝ってきた、行ける。と自信を持って強豪校にも恐れず戦い、C決勝1位、全体11位という結果に終わりました。台風で日程が変わらなければ賞状もいけたかな、というように思いましたが運など関係なしに勝てる実力をつけなければとも同時に思いました。ただどちらにせよ、冬トレ、国体、同志社で自分の想像を遥かに超える成長をしたのは確かです。この成長には実に多くの方が関わっています、感謝したいです。ただ迎えた最後の新人戦は散々でした。優勝しか狙っていなかったの東日本新人で大幅に腹を切り2位。全日本新人は自分の強みである大胆な飛び出しを周りの実力を怖がって出せず、準決勝止まりでした。準決勝の試合は朝もとても早く雨で季節外れの大寒波でした。そんななか自分のためだけに戸田にきて応援してくれた仲間達にあんなひどいレースを見せてとても示しがつきません。この悔しさは大事にしていきます。新人戦が終わったあともイベントがありました。新しく主将になったことと、日体大さんと一緒に練習させていただいていることです。日体大さんには長らく借艇でお世話になっていましたがまさか練習を一緒にしていただけるとは思っていませんでした。日体大さんには実力のある人が多く、また私の目標としている海外のボート選手の漕ぎ、というのを参考に指導していただけています。だれがちな新人戦後の練習にも非常に刺激があり、さらなる成長を感じています。また主将になったことで私の気持ちも燃えています。記念すべき百周年の主将というのは自分の人生でもとても貴重な経験になるかと思います。その名に恥じぬよう努力いたします。私は入部当初は自分だけ強くなれば良いと思っていました。ただ今は真逆です。自分もある程度知識や実力がついてきて教えることもできますし、新歓も成功し全国レベルで活躍できるポテンシャルのある部員が今は多くいます。一緒に練習を頑張っているのだから共に結果を残したい、そう強く思います。ボートは結果を出さないと楽しくはないと思います、今の部員には結果を残してもらいボートが楽しかったというように四年間を終えて欲しいのです。そうすることでさらなる千葉大ボート部の発展が見込めるでしょう。かっこいいことも言いましたが自分がチームを強くしたと言いたいみたいな部分もあります笑ほんとはチームを強くするために自分が何をしたかというのをここで書いて評価されたいのですが長くなるのでまた別の機会にします。もしその日記を読んでくださったあとはよく頑張っていると一言いただけたら嬉しいです。ではここまで長い文章を読んでいただいてありがとうございます。千葉大ボート部は確実に強くなりとてもいいチームになっています。これからもどうか千葉大ボート部をよろしくお願いいたします。


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